こんにちは、テニスショップTHE CLUBHOUSEです。
最近On(オン)の穴開きのランニングシューズを本当によく街で見かけるようになりましたね。
Onは2010年創業のスイスのブランド。トライアスロンのプロアスリートだったオリヴィエ・ベルンハルドを中心とする3人の起業家によって作られた新しいブランド。まだ歴史の浅いブランドですが、スポーツ業界随一の成長率で成長を続け、最近ではLOEWEとコラボレーションをしたりしてファッション界でも注目が高まっています。
スニーカーと言えばナイキ一強の時代がしばらく続きましたが、Onのスニーカーは軽くて履き心地が良く機能性抜群。さらに見た目もスッキリとして悪目立ちせず洗練されているので、昨今のシンプル志向のファッションとの相性も良く、若年層だけでなく大人が履きやすいブランドとして広い世代で人気が高まっています。
On(オン)がテニスに参入したのは2019年
ランニングシューズから始まったOnがテニスに参入することになったのは2019年のこと。テニス界のレジェンドでスイス人のロジャー・フェデラーがOnに投資家として参画をしました。
ロジャー・フェデラーは長年ナイキのシューズとテニスウェアを着用してきましたが、2018年に突如ナイキとの契約を終え、ユニクロとテニスウェアの契約をして世間を驚かせました。その1年後の2019年、今度は故郷スイスのブランドOnの株主となり、Onの商品開発やマーケティングに携わることが発表されました。
デイリーに使える街履き用のTHE ROGERシリーズ
そして2020年、ロジャー・フェデラーの名前を冠したシューズTHE ROGERが誕生しました。
THE ROGER Centre Court
当時はまだナイキのテニスシューズの契約が続いていたため、競技用テニスシューズではなくデイリーシューズとしてTHE ROGER Centre Court(ザ・ロジャー・センターコート)が発売。
テニスシューズらしい白のアッパーにソールでクラシカルな外観。所謂「コート系スニーカー」と言えばアディダスのスタン・スミスやリーボックのCLUB Cなどが有名で、テニスらしい上品でクリーンなデザインがキレイ目のファッションとも好相性です。ファッション好きのオトナの下駄箱には必ず1足はあるコート系スニーカーですが、クッション性があまりなく一日履いていると足が疲れてしまうのが難点。
THE ROGER Centre CourtはOn(オン)の基幹技術CloudTec®を搭載しており、軽くてフワフワな履き心地を実現しています。見た目はクラシカルで中身はハイテク。まさに今の時代にふさわしいコート系スニーカーの新定番と言える一足です。
THE ROGER Advantage
デイリーに使えるTHE ROGERシリーズの第2弾THE ROGER Advantage(ザ・ロジャー・アドバンテージ)は、Centre Courtのデザインをさらに削ぎ落とし、極限までシンプルにしたモデル。お値段も少し抑えられていますので最初の1足にもおすすめ。テニスシューズらしいホワイト系は鉄板ですが、通勤通学やカチッとした服装にも合わせやすいオールブラックも人気です。
THE ROGER Clubhouse
THE ROGER Clubhouse(ザ・ロジャー・クラブハウス)はちょうど当店THE CLUBHOUSEの開業と同じ2022年の春に発売されました。同じクラブハウスというという名前からご縁が繋がり、当店でOnの取り扱いがスタートするきっかけにもなったモデルです。
Centre CourtやAdvantageよりもカジュアルでストリート感があるスタイルで、ちょっと90年代のスニーカーっぽいクラシカルな印象が特徴。カラバリもよりポップなものが多いのが特徴です。
24年秋冬シーズンは新製品の発表がなく一休みになりますが、前シーズンの在庫が少し残っていますので、よろしければご覧ください。
THE ROGER Spin
2023年発売の普段履き用THE ROGER最新作THE ROGER Spin(ザ・ロジャー・スピン)。
他のTHE ROGERシリーズとの一番大きな違いは、アッパー部分がメッシュになっていることで(他のモデルはヴィーガンレザー)、シリーズ中最もカジュアルな趣のスニーカーになります。全体的なシルエットもペタッとしているため、素足またはショートソックスを合わせてスケートシューズ的に履くのが似合いそうです。夏にショートパンツに合わせてカジュアルに履くならこのモデルがイチオシです。
テニス競技用はTHE ROGER Proシリーズ
続いて、競技用のテニスシューズです。競技用のテニスシューズには商品名に「Pro」が付きます。街履き用のロジャーは軽さと快適性を重視したアウトソールになっていますが、テニス用は各サーフェスに合わせてテニスのパフォーマンスのためのアウトソールになっています。
THE ROGER Pro
On(オン)の競技用テニスシューズ第一弾がこちらのTHE ROGER Pro(ザ・ロジャー・プロ)。ロジャー・フェデラーが現役最後の1年半着用したシューズです。
メーカーホームページにはハードコート用と書いてありますが、アウトソールの溝が浅く、出っ張っている部分が無いので、ハードコートはもちろんインドアカーペットコートにも適しています。また、当店が時々イベントを開催させていただいているグラスコート佐賀テニスクラブでも使用許可が下りましたので、会員の方やグラスでプレーしたい方にはおすすめです。一方、靴底の溝がとても浅いのでオムニコートには不向きで、砂の多いオムニコートでは足を取られてしまうかもしれません。
履き心地は「ダイレクト」。ロジャー・フェデラー着用モデルに相応しく、プレイヤーが求めるダイレクトな接地感やクイックなレスポンスを重視しています。一般プレイヤーには少し硬く感じる方もいらっしゃると思います。
足形はロジャー・フェデラーの足形を基にしているそうです。横幅は幅広とは言えませんが、かといってすごく細身というわけでもありません。
THE ROGER Clubhouse Pro
THE ROGER Clubhouse Pro(ザ・ロジャー・クラブハウスプロ)は競技用テニスシューズとして2つ目のラインナップ。2024年3月発売。
こちらのシューズにはCloudtec®が初搭載されており、THE ROGER Proとは打って変わって柔らかいクッション性のある履き心地が特徴です。履き心地の快適さを重視する方や長時間テニスシューズを履きっぱなしで過ごす方(テニスコーチや監督)にもおすすめです。
デザインはストリートの要素を取り入れており、90年代のテニスシューズのようなノスタルジックな印象もありつつ、On(オン)らしく上品なデザイン。オンコートでもオフコートでも履けるというコンセプトに沿ったものとなっています。
アウトソールはヘリンボーンパターンを採用しており、オールコート向けになっています。ハードコートはもちろん、日本で多いオムニコートでも使用可能です。
THE ROGER Pro 2
2024年はOn(オン)のテニスシューズ本格展開の年となりました。3月のTHE ROGER Clubhouse Proに続き、5月にはTHE ROGER Pro 2が発売になりました。
デザイン上の最大の特徴は側面の大きなロゴ。そしてアッパーソールのつま先部分は半透明になり、On(オン)の先進性を感じさせる新鮮でアイコニックなデザインとなりました。
こちらのシューズはTHE ROGER Proと同様、Cloudtec®は非搭載。プレイヤーが求める安定性と耐久性を重視したトップモデルです。部活動や草トーナメントなど試合で勝つためにプレーするなら、こちらのシューズがおすすめです。
アウトソールはTHE ROGER Proから大幅に変更。深めのヘリンボーンパターンを採用しており、グリップ力が向上していますので、オムニコートでも難なく使用できると思います。THE ROGER Pro 2には通常モデルとClayモデルが存在します。Clayモデルはより溝の深いヘリンボーンパターンを採用しているので、クレーコートではよりグリップ力が発揮されると思います。一方砂の少ないオムニコートではClayモデルだと引っかかってしまうかもしれません。
Onのテニスシューズはどこで買える?
On(オン)の直営店は現在日本国内に1店舗のみ。原宿のキャットストリートにあります。On の専門スタッフが丁寧に接客してくれると思います。ランニングシューズやランニングウェアの品ぞろえも豊富ですよ。
当店、THE CLUBHOUSEはOnの国内正規代理店で、テニスシューズやテニスアパレルを中心にOnの製品の取り扱いをしています。私たちスタッフ自身もOnのシューズを履いて普段からテニスをしています。テニス専門店ならではのサポートやアドバイスが必要な方は是非ご利用ください。
On(オン)の商品は現在人気沸騰中。発売したらあっという間に売り切れてしまうことも多いため、気づいたらマイサイズが売り切れという事もしばしばございます。THE CLUBHOUSEのインスタグラムのストーリーズで入荷状況を随時アップしておりますので、そちらをチェックして頂ければと思います。また、オンラインショップで会員登録をしていただくと2週間に一度ぐらいのペースでメールマガジンも届きますので、そちらでも発売情報なども提供させていただきます。