全仏オープンが終わり、ATP/WTAツアーではグラスコートのシーズンが始まりました。
これから6月最終週27日開幕のウィンブルドンに向けて、
BOSS OPEN(シュツットガルト)
LIBEMA OPEN(スヘルトーヘンボス)
CINCH CHAMPIONSHIPS(ロンドン)
TERRA WORTMANN OPEN(ハーレ)
MALLORCA CHAMPIONSHIPS(マジョルカ)
ROTHESAY INTERNATIONAL(イーストボーン)
と1か月間にわたり芝生の大会が続きます。
テニスはもともと天然芝で行われていたスポーツでしたが、現在はクレーコートやハードコートの大会が増え、天然芝での大会が観られるのは毎年6月の1か月のみとなりました。
とはいえやっぱり天然芝のテニスは特別。テニスプレイヤーにとって芝生でプレーすることは憧れです。
というわけで、テニス歴33年目にして初めて芝生のコートでプレーさせていただきました。
場所は日本随一の天然芝テニスクラブ、グラスコート佐賀。もちろん全身白のウェアがドレスコードです。
余談ですがTHE CLUBHOUSEのオリジナルウェア第一弾も、このために白でリリースしました。
さて、初めてのグラスコートでのテニスの感想は、、、
「これがテニスだったのか。。。」
テニス観が根底から変わる体験でした。
地面は人工のコートと比べ柔らかいので、基本的にボールが弾みません。
サーブの前にトントンとボールをつくことに苦労するぐらい、弾みません。
ボールが弾まないので打点が低くなり、薄いグリップの方が打ちやすく感じます。
逆に厚いグリップの方は慣れるまで苦労するかもしれません。
スライス系のショットは低く滑るので、スライスサーブやバックハンドスライスが有効ですね。
店長のフェデラーの真似にも、いつも以上に力が入ります。
ふかふかの芝生の上でプレーをしていると、自然の中で遊んでいるような感覚を味わうことが出来ます。
テニスが元来、お庭で行う優雅な遊びであることを改めて教えられます。
サーフィンをする人は波の中で自然と一体となる感覚が好きだと言いますが、芝生での上でのテニスはその感覚に近いのかもしれません。
人間の思い通りにならない天然芝でのイレギュラーバウンドや、全く弾まないドロップショットにも自然と笑みがこぼれます。
プレーの合間にも、ゆっくりとした時間が流れます。
ここグラスコート佐賀では、「クラブライフコース」というビジターの方の体験コースが設けられており、平日なら税込1万1千円でランチや飲み物が付いて一日中グラスコートでのテニスを楽しむことが出来ます。
素敵なクラブハウスで仕事をしながら、時折テニスを楽しむ。そんなワーケーション的な過ごし方も良いかもしれません。
天然芝でのテニスを体験すると、今月末から始まるウィンブルドンの観戦も一段と楽しくなるでしょう。
芝生の上でのトッププロの動きやショットの素晴らしさを、より実感を持って観ることが出来るはずです。
これから秋までは芝生のベストシーズン。
世界でも有数の天然芝のテニスコートが日本にある幸せ。
是非この夏のホリデーシーズンに訪れてみてはいかがでしょうか?
テニスの本来の愉しみ方、嗜み方を伝える由緒あるテニスクラブ。
グラスコート佐賀