スイスのスニーカーブランドOn(オン)をご存知でしょうか?
このブランドの創業は2010年。トライアスロンのプロアスリートだったオリヴィエ・ベルンハルド氏がジャーナリストのキャスパー・コペッティ氏と、家具ブランドのCMO(マーケティング責任者)をしていたデイビッド・アレマン氏との3人で創業したブランドです。
「ランニングの世界を変える」という目標を掲げてスイスのチューリッヒでスタートしたOn(オン)でしたが、わずか10年でスイス人の50人に一人が履くと言われるほどの国民的ブランドになり、ランニングシューズの世界ではナイキやアディダスなどの大手を脅かす勢いで売り上げを伸ばしているブランドです。
そんなOn(オン)とテニスとの出会いは2019年、スイス人の世界的アスリート、ロジャー・フェデラーがOn(オン)の株主になり、経営チームに参加したことから始まります。
フェデラーの参画によって開発されたのが、彼の名前を冠した新シリーズ、その名もTHE ROGER(ザ・ロジャー)シリーズです。
スニーカー好きの方なら「コート系スニーカー」という言葉をご存知かもしれません。「コート系スニーカー」とはつまり、テニスコートで使えるテニスシューズを発祥としながら、ストリートでも履かれるスニーカーのこと。テニスシューズの持つクリーンで上品なイメージが特徴で、キッズだけでなく大人が履けるスニーカーとして人気があります。
代表的なものは何といってもアディダスのスタンスミスです。
リーボックのCLUB Cも同じく昔からある定番のコート系スニーカーですね。
こういったコート系スニーカーの多くは数十年前からある定番商品で、きれいめのファッションにも合わせやすく、スニーカーながらレストランにも履いていけそうな上品さが魅力ですが、唯一の欠点はソールが薄く固めなので一日中履いていると足が疲れてしまうという点です。
On(オン)のTHE ROGERシリーズは見た目はクラシックなコート系スニーカーですが、中身は最新のテクノロジーなので、履き心地抜群。「雲の上を走るような」フワフワな履き心地と、驚きの軽さを実現しています。
ソールをよく見ると、On(オン)の特徴的な穴あきソール(CloudTECと言います)がしっかり採用されているんです。
当店でも沢山の方がテニスの行き帰りの履き物として、またお洒落着に合わせるスニーカーとして、このTHE ROGERシリーズのスニーカーを購入されています。
サイズ感がやや小さめですので、ご興味ある方は是非いちどお店でご試着をされてください。合わせたい服を着て来られるとさらにイメージが湧きやすいかもしれません。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ブログのタイトルにある「クラブハウスという名のスニーカー」について、お話をしなければなりません。
2022年4月にオープンしたTHE CLUBHOUSEですが、ご縁があって日本国内で唯一、On(オン)のスニーカーをお取り扱いしているテニスショップとなりました。
THE ROGERシリーズの第2弾「THE ROGER Clubhouse」というスニーカーがたまたま当店と同じ名前だったこともあり、On Japanの共同代表の方がたまたまTHE CLUBHOUSEをinstagramで見つけて下さったそうです。
その後、営業担当の方が福岡に来て、商談ではなく博多の森でテニスを一緒にし(笑)、牧のうどんを食べ(福岡県民ののソウルフード)、、、そんな流れで取引が始まりました。
こちらのお誘いも普通じゃありませんが、是非と乗ってくるんだから、なんてフットワークの軽い会社なんだろうと思います。(もちろんOnのウェアとTHE ROGER Proを履いてテニス)
当店が掲げる理念(テニスの楽しさや歴史・伝統を現代に伝える=テニスをマーケティングする)と、コミュニティーマーケティングを大切にするOn(オン)というブランドの理念が合致したことも大きいですが、国内販売会社であるOn Japanという会社には、ビジネスの根幹にパッションこそが大切であるというDNAが流れているのだと感じます。
ビジネスには数字やお金が付きものですが、それだけでは必要十分とはなりません。パッションがなければ商品の良さを伝えることはできません。情熱はビジネスの必要条件なのです。
ランニングを愛する人たち、テニスを愛する人たちの集まり、それがOn(オン)という会社のDNAだと感じます。
On Japanの人たちは、出張に行くときもビジネススーツにブリーフケースではなく、いつもOnのランニングウェアを着てランニングシューズを履いています。どこに出張に行っても、いつでも走り出せて、いつもランニングを楽しむ人たちの生活を体現しています。
私たちTHE CLUBHOUSEもそういう会社でありたいと思っています。
ちょっと長くなりましたが、今回はOn(オン)のお話でした。
一度履いたら絶対に気に入って頂ける、履き心地の良いスニーカーです。ご興味のある方は是非当店で試し履きをしてみてください。